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源泉徴収なしのほうが儲かる?

2017/04/13

爆発的に儲けを出すことができるなら、特定口座の源泉徴収なしにしたほうが儲けが大きいことがあります。腕に自信のある方は検討してみてはいかがでしょうか。

 

一般的には源泉徴収ありが良い

ほとんどの専業トレーダーが株式の取引口座を特定口座にしていると思います。その中でも『源泉徴収あり』にしている人が多数を占めているのではないでしょうか。

その理由として国民健康保険があります。特定口座の利益は国民健康保険料を算出するための所得額に含まれません。ただし、確定申告をした場合には保険料を算出する際の所得額に含まれてきます。つまり『源泉徴収あり』の口座なら、確定申告が不要なので国民健康保険料の支払いが安くすむのです。一方で、『源泉徴収なし』の口座にしてしまうと確定申告が必要になってきますので、国民健康保険料の支払い額が大幅に増えてしまうことになります。

もう一つ注意したいのが扶養家族の問題です。トレーダー本人が他の家族の扶養に入っている場合でも、一定以上の所得がある状態で確定申告をしてしまうと扶養から外れてしまいます。

以上からわかるように、一般的には『源泉徴収なし』にする理由がありません。あるとすれば、様々な控除によって国保料の増額分以上の節税ができる場合や、納税証明書を提出したいので確定申告をする場合などに限られます。(他にも理由はあるかもしれません)

『源泉徴収あり』でも確定申告をすること自体はできますので、特別な理由なしには、『源泉徴収なし』を選択するメリットはありません。

 

複利で大きく儲かるなら源泉徴収なし

このように一般的には『源泉徴収あり』を選択するのですが、逆に源泉徴収なしを選択したほうが利益が多くなる場合が存在します。それは、複利の力で爆発的に儲けを出すことができる場合です。

どういうことか説明いたします。まず、『源泉徴収あり』を選択すると利益が出るたびに税金を納めなくてはなりません。そうなると次に使う運用資金が税金のぶん減ってしまいます。一方、源泉徴収なしを選択すると、翌年の確定申告の時にまとめて一年分の税金を納めることになるので、利益を出せば丸ごと次の運用資金に充てることができます。その結果、資金効率が上がるというわけです。

 

図にして表すと一目瞭然です。
わかりやすいように資金が2倍になるトレードを3回したとします。税率は20%で計算しています。カッコ内が支払った税金です。

    初期資金 1回目 2回目 3回目   確定申告後
源泉徴収
あり
  1000万円 1800万円
(200万円)
3240万円
(360万円)
5832万円
(648万円)
  5832万円
源泉徴収
なし
  1000万円 2000万円 4000万円 8000万円   6600万円
(1400万円)

 

このように『源泉徴収なし』にしたほうが利益が多くなります。これは極端な例ですが、768万円もの差が出ます。これはあまりにも大きな差です。爆発的に儲けることができる能力を持っているなら、『源泉徴収なし』にしない手はありません。

ただし、このような結果になるのは利益率が高かった時に限ります

 


 

例えば、利益率が低いと下の図ようになります。
10%の利益を3回出したとします。カッコ内は税金です。

    初期資金 1回目 2回目 3回目   確定申告後
源泉徴収
あり
  1000万円 1080万円
(20万円)
1166万円
(22万円)
1259万円
(23万円)
  1259万円
源泉徴収
なし
  1000万円 1100万円 1210万円 1331万円   約1265万円
(66万円)

 

あれっ?全然差がでていません。

これでは確定申告をしてしまったら、国民健康保険料の増加分が大きく、結果として損をしてしまいますね。国民健康保険料は住んでいる地域によって異なりますが、最低額がおおよそ年間5万円前後、最高額が年間60万円前後となります。無駄に確定申告をしてしまうと、かなりの痛手となってしまいますので気をつけましょう。

 

 

まとめ

複利で大きく儲けることができるなら、国保料の増加などのデメリットを差し置いて、『源泉徴収なし』にしたほうが儲けが大きくなります。

このような考え方は、運用資金を目いっぱい使えていない場合、つまり複利が効いていない場合には意味がなくなりますのでご注意ください。

 

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