専業トレーダーという選択

~投資で生活していきたい個人投資家向けサイト~

逆指値注文を使うべきなのか

2017/04/13

FX取引では使うのが当たり前になっている逆指値注文(ストップ注文)ですが、株式取引においては逆指値注文を使わなければいけないということはありません。

 

逆指値注文とは

逆指値注文をしておくと『指定した株価を上回ったら買い注文』、『指定した株価を下回ったら売り注文』を自動で出してくれます。

 

例えば、あらかじめ逆指値注文をしておくことによって、持ち株が指定した株価を下回った場合に自動で売り注文を出すことができます。

下の画像はSBI証券の取引ツールです。下画像の状態で逆指値注文の売発注をしておくと、株価が745円以下になったら1000株成行売り注文を自動で出します。

逆指値注文

逆指値注文を出しておけば自動でロスカットができます。このようにロスカットするための逆指値注文をストップロス注文といいます。ストップロス注文は自分の意思とは関係なくロスカットが実行できるので、トレードルールを順守するのが苦手な人や、意思が弱い人などにはうってつけです。また、急速に株価が動いた時に、いち早くロスカットすることができるので、リスクを限定することができます。

 

 

株取引でストップロス注文は不要なのか

株式市場は取引所取引でスリッページ設定もないので、基本的に成行注文すればすぐに約定します。私は10年以上株式市場でデイトレードをやってきましたが、「ストップロス注文をしておけばよかった」と思ったことはほとんどありません。また、周りの専業トレーダーさんの話を聞いても、自分の意思でそのつどロスカット注文している人がほとんどで、ストップロス注文を入れているという人は少数派です。

ストップロス注文するとすれば、ストップ高に張り付いているポジションがストップ高から剥がれた場合、すぐに決済するためにストップロスを入れてもいいかなといった程度です。考えただけで使ったことはありませんが。

 

株式市場でも為替市場のように大幅かつ急激にレート(株価)が上下することがもちろんあります。例えば、最近ではサハダイヤモンドの株価が数分の間に17円から1円へと下落しました。

サハダイヤモンド急落

かなり強烈な下落でしたが、逆指値注文をしていなければ決済が間に合わないというような値動きではありませんでした。この規模の急落でも手動のロスカットで普通に間に合うレベルです。株式市場ではFXのように約定拒否されることもないので、それが一つの要因かもしれません。

 

ただし、銘柄を監視していなければ株価の変動に気がつかないので、自分で管理しきれないほど多くの銘柄を同時に売買している場合には、逆指値をしておいたほうがいいかもしれませんね。また、決算発表の時間帯にポジションをクローズしないトレーダーは、ストップロスを入れているケースがありますね。FXの指標時のように大きな値動きがありますので、このような場合は必要になってきそうです。

 

 

逆指値は一長一短

ストップロス注文で急落・急騰時に食い止められる損失と、ストップロス注文によって裁量ロスカットより増える損失のどちらが大きいのかを考えてみましょう。

 

板一枚分以上のポジションを持っていた場合や、板が飛び飛びの銘柄を買っていた場合には、普通に指値で損切りしたほうが損失額を抑えられる可能性が出てきます。

また、今の東証はアローヘッドという超高速取引システムを採用していますので、大口投資家が一気に株を投げた場合は一瞬で株価が下落します。逆指値注文を入れていた場合は、当然下落した直後にロスカット注文が入りますのでとんでもない安値で約定してしまう可能性があります。数秒待てば株価が反騰する可能性もあるのに、です。このように、リスクを限定するために行っている注文が、最大限の損失を生み出してしまうこともありうるわけです。

 

株式市場におけるストップロス注文は一長一短なので、自分の売買スタイルや手法をよく見直して、ストップロス注文が本当に必要なのかどうかよく考えたほうが良いですね。

 

スポンサーリンク

-株式トレーダー向け記事