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ナンピンで勝率を上げることは正しいか

2017/04/13

みなさんも一度はナンピンをしたことがあるのではないでしょうか。
持っているポジションが下落した時に安い値段で買い増しをして、取得平均単価を下げる行為をナンピンといいます。

 

ナンピンをすると勝率が上がる

ナンピンをすると勝率が高くなります。ナンピンは下落したところでポジションを増やすので、少しのリバウンド(反発)で含み損が解消されプラスに持っていくことができます。下げ続けた場合でも買い増し続けることにより、勝率を高めることができるのです。それがナンピンのメリットですね。

ナンピントレードは勝率が高いので、トレードをしていて気持ち的に楽です。また、トータルで損が出ていても失敗しているという感覚が薄いので、何度もナンピンに手を染めてしまうような中毒性があります。

 

 

損するときは大損になる

相場というのはある程度上下しながら動くことが多いので、ナンピンをしていれば逃げ場があることが多いです。ただし、全く反発することがなく下落が続いてしまった場合、どうしようもなくなり最終的には大きな損失を抱え、ロスカットするしかなくなってしまいます。ナンピンをすればするほどポジションが大きくなっていくので、勝ちトレードで得た利益額と比べ物にならないほどの損失が出てしまうのです。投資の世界ではこれをコツコツドカンといいます。コツコツ儲けてドカンと負けることですね。

『下手なナンピンスカンピン』という格言がありますが、ドカン負けで資産が大きく減ってしまって最終的にスカンピン(無一文)になってしまう可能性が高いことから、このように言われているのでしょう。ナンピンをする際にはしっかりと計算された戦略にもとづいて売買するのが鉄則となります。

 

一番の課題は、一体どこまでナンピンするのかを決めることです。資金が尽きるまでナンピンするのか、はたまた回数を決めてナンピンするのか。ナンピンの危ないところは、ロスカットができなくなってしまう可能性があることです。含み損が大きくなるとどうしてもロスカットしたくなくなります。少し反発してくれればトントンで逃げ切れるかもしれないのに、みすみす大損はしたくないですからね。

そういったときもう一回、もう一回とナンピンしてしまい、ドツボに嵌ってしまうのが怖いところです。ナンピン→ファイナルナンピン→スペシャルナンピン→アルティメットナンピンなどといって、無限にナンピンを続けていってしまう人をたまに見かけます。

 

 

緩急をつけたナンピン

ナンピン

普通にやるとコツコツドカンになってしまうので、ナンピンに色を付けている人もいます。一般的にナンピンというと同じ株数ずつ買い増ししていく等倍ナンピンが主流です。他には下がるごとに買う枚数を増やしていくというマーチンゲール法に近い形の三角形型ナンピンや、逆に下がるごとに買う枚数を減らしていく逆三角形型ナンピンなどがあります。

ポジションを三角形型に積み上げていくナンピンは普通のナンピンより取得単価が下がりやすいので、少しの反発で含み損が消え含み益に変わります。しかし、逆に行った時にポジションサイズが爆発的に大きくなっていくので、破綻してしまう水準が近くなってしまうという欠点があります。

逆三角形型ナンピンは取得単価が下がりづらいですが、ドカン負けの額を減らすことができます。単価を下げる効果が薄いぶん、一回目にエントリーする時の精度が求められます。

どちらも一長一短という感じですね。

 

 

ナンピンが有効な相場

ナンピンは一方的な下落が来るとロスカットを迫られる可能性の高い投資法ですが、得意な相場もあります。

それはレンジ相場(ボックス相場)です。レンジ相場とは、ある程度の範囲内で上げ下げを繰り返す相場のことをいいます。このように安定している相場のときはナンピンが有効になりますが、レンジ相場の終わりがきたときに大損してしまう可能性が高くなります。

 

 

ナンピンと買い増しの違い

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ナンピンと買い増しは紙一重です。

人によって呼び方は異なると思いますが、私は自信があれば買い増し、自信がなく祈り始めたらナンピンという区別の仕方をしています。そもそも祈ってトレードをするのは非常に良くないことなので、祈りが出始めたらロスカットするべきです。つまり、ナンピンと呼べるような行動をした時点でロスカットしたほうがいいんですね。

また、始めからナンピン(買い増し)をすると決めている場合もあります。たとえば、ドルコスト平均法を使って長期投資をしようとしていたら、ナンピン(買い増し)は必須の行動です。こういった場合には含み損を気にせず買い増しをしていかなければなりません。
(→長期投資でドルコスト平均法を使う

 

 

ふくらみすぎたポジションへの対処法

行きすぎた下落だと判断できれば、株の場合ですと同セクター(同業種)の銘柄を空売りすることでリスクヘッジをするのも一つの手です。FXだと連動する通貨があればそれをショートすることでリスクヘッジできます。

ポジションサイズが大きくなりすぎると危ないので、このようにリスクヘッジをする手段もありますが、それが裏目に出てしまうこともあるので注意が必要です。このような方法だと、損切りした場合と大差がないこともありますからね。

 

 

最後に

ナンピンはボックス相場では有効な手法であるものの、戦略を組んでいても大損の可能性を捨てきれないという、危ない投資法であると思います。

ロスカットの実行に不安を覚えていたら逆指値注文をしておくなど、適切な対処をしておきましょう。

 

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