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PTSのメリットと使い方

2017/04/13

PTSとは証券取引所ではなく、証券会社が運営している私設取引システムのことで、現在主流なのはジャパンネクストPTSと呼ばれるものです。

 

PTSと東証は何が違うの?

主に4つの点が異なります。

  1. 取引時間帯
  2. 取扱い証券会社
  3. 呼び値単位
  4. 手数料

 

1.取引時間帯

東京証券所とPTSは取引時間が異なります。

 

PTS取引時間

 

引用:SBI証券

PTSは夜間取引ができるのが大きなメリットとなっています。夜間取引の値幅は翌日の東証の制限値幅とほぼ同じなので、ストップ高やストップ安になった銘柄を有利に売却したり仕入れたりすることが可能です。

朝、東証の寄り付き前に取引できることも魅力ですね。PTSは朝8時20分から開始されるので、普段9時ギリギリにトレードの準備をしている人は、少し早く取引準備をする必要があります。また、日中も夕方16時まで取引可能なので、ザラバ終了後に材料が出た銘柄の売買をすることもできます。

 

 

2.取扱い証券会社

現在、個人投資家はSBI証券でのみPTS取引ができます

PTSには機関投資家や海外投資家などが参加していることもあります。
下の画像は第一中央汽船のPTSにおける気配値の画像です。

PTS1円未満の注文

個人投資家には出すことができない1円未満の注文が出ています。
PTSにも様々な市場参加者がいることを覚えておくと良さそうですね。

 

 

3.呼び値単位

東京証券取引所とは呼び値の単位が異なります。
PTSと東京証券取引所の呼び値の違いが下の画像です。

株価   ジャパンネクストPTS 東京証券取引所 TOPIX100構成銘柄
  1,000円   0.1円 1円 0.1円
1,000円 3,000円   0.1円 1円 0.5円
3,000円 5,000円   0.5円 5円 1円
5,000円 10,000円   1円 10円 1円
10,000円 30,000円   1円 10円 5円
30,000円 50,000円   5円 50円 10円
50,000円 100,000円   10円 100円 10円
100,000円 300,000円   10円 100円 50円
以下省略

 

PTSは細かい呼び値になっているので、東証で買うするよりも少し安く買うことができる可能性があります。また、東証で売るするよりも少し高い株価で売ることができる可能性もあります。PTSを使えないトレーダーよりも、若干有利な株価で取引ができるということです。ただしPTSは東証よりも出来高がないため、取引をする際に十分な買い板、売り板がない場合もあります。

 

 

4.手数料

こまかい話ですが、SBI証券におけるPTSでの取引手数料は、東証などに発注する際の取引所手数料よりも5%安いです。
少しでも節約したいのであれば、PTSに発注するといいですね。

 

 

PTSの注意点

PTSでは参加できる証券会社が少ないうえ、信用取引もできないため売り注文の数が非常に少ないです。そのため、どうしても買い圧力が強くなりがちで、東証が開いていない時間帯でのPTSは高値がつきやすいです。ですので、持ち株を売り抜けるのには有利といえますね。ただし、東証のように流動性がないため注意しなければなりません。

そしてもう一つ。板が薄いため誤発注には注意が必要です。気をつけて発注しないと、注文ミスによってとんでもない大損をしてしまう場合があります。100円高く買い注文を入力してしまったりすることが、稀にあるそうです。

2014年にはスクエニHDのPTSで、売り注文を1000円安く誤発注してしまった方がいました。不幸にも板がスカスカだったので、ほとんどがストップ安で約定してしまったのです。誤発注には本当に気をつけなければいけませんね。

 

最後に

PTSが使えると少し有利に取引をすることができます。PTSのために、多少手数料が高くてもSBI証券を選んでいる人もいるほどです。

PTSが使えそうな時はSBI証券を利用し、通常の取引は別の証券会社を利用する。みたいな感じで使い分けてみてもいいかもしれませんね。

 

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