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下げ相場への対応

2017/04/13

2016年に入ってから株式市場は大きく下落しています。2012年末からのアベノミクス相場で大きな成功を収めたトレーダーの中にも、下落相場で苦戦を強いられているの人もいるのではないでしょうか。

今回は、下げ相場に強いトレードスタイルや、下げ相場にどう対処していけばいいのかを考えていきます。

 

トレードスタイルと得意な相場

デイトレード

デイトレーダーは上昇相場と下落相場、どちらにも対応できる人が多いですね。株価が上がっても下がっても、それなりに利益を出せる可能性が高いのがデイトレーダーです。ただし、ギャップアップやギャップダウンといった窓を開けた値動きで利益を出せないので、スイングトレーダーほど爆発力はありません。

空売りをやらない人は下げ相場で苦戦するかもしれませんが、ザラバでの反発を買いで取ることもできます。そのため、「手も足もでない」「チャンスすらない」という感じにはなりにくいと思います。

 

スイングトレード

スイングトレーダーは買いにバイアスがかかっている人の割合が高いため、上昇相場に強く、下落相場に弱い傾向にあります。買いメインでやっている場合、バブル相場のような大きな上昇をつかむことができる可能性が高く、デイトレーダーと比べて瞬間最大風速はこちらのほうが上です。

スイングトレーダーの中でも買いポジションと売りポジションの両方を持っているロングショート型の人は、上昇相場と下落相場の両方に対応できます。その反面、買い一本のスインガーと比べるとバブルの恩恵を受けづらくなってしまいますので、一長一短ですね。

 

長期投資

当然のことですが、キャピタルゲイン(売買差益)狙いの長期投資は上昇相場に強く、下落相場に弱いです。株価が下がっていても配当金や株主優待による収入も期待できるので、下げ相場でも収入源はあります。が、株価の値下がり幅によっては焼け石に水となってしまいます。

日経225先物などでヘッジ売りしている人もいますが、売りポジションがあれば上昇相場で儲かる分が減ってしまいますので、難しいところです。

 

 

下げ相場への対処法

デイトレード

デイトレーダーは上げ相場でも下げ相場でもやることに大差はありません。動くと思った方に張るだけです。下げ相場で利益を上げる方法としては、順張りで空売りする、反発の戻り売りをする、行き過ぎた下落を拾って反転を狙う、などがあります。その他にも相場全体の動きに関与されない(されにくい)銘柄を売買するようにすれば、下げ相場を感じることもないでしょう。

買い一辺倒のトレーダーは、反発を狙った買いを入れていくしかありません。反転したのを確認してから買うか、下落に対して逆張りしていくか、どちらかになります。下げ相場の合間には株価が上昇する日も出てきますので、そういう日だけを狙ってトレードするのも良いでしょう。

下げ相場では、上げ相場のときと比べると反発が弱い場合が多いので、順張り買い専門のデイトレーダーは苦戦する可能性もあります。また、上げ相場の時の感覚で逆張りをすると手痛い損失になることも出てきますので、売買基準を改めるか、ロット調整をするなどの対処が必要になってきます。

 

 

スイングトレード

買いしかやらないスイングトレーダーは、下げ相場が非常に難しく感じると思います。相場全体が下がっていく中でも、強い銘柄をピックアップしてポジションを作ったり、ポジションサイズ自体を落としていくことが必要になってきます。バブル相場の時のように『なんでもかんでも買い』というわけにはいきません。

買い専門のスインガーは、上昇相場でその恩恵を存分に受けてきた可能性が高いので、その時に得られた利益を下落相場で失わないことが大切です。全くの無傷ということはなかなか難しいので、可能な限り損失を減らす努力をしていきたいところです。下げ相場で損失を出してしまっても、取り戻そうとしてレバレッジを効かせすぎるのは愚策だと思います。ロットを上げるのは上昇相場のときにするべきです。

ロングショート型のスインガーは、相場の強弱に応じて買いと売りのどちらにポジションを傾けるか判断していくと良いですね。

 

 

長期投資

長期投資のポジションを持っているときに下げ相場がきたら損失を免れません。買い判断自体が誤りで、この後まだまだ下落すると判断した場合には損切りしてしまったほうがいいかもしれません。

長期投資の場合には、数日の上げ下げで一喜一憂せずにどっしりと構えておくことが大切です。長期投資派の人は、下げ相場がきたら「安く購入するチャンスがきた」と思っていることでしょう。必ずしも大底を当てる必要はないので、投資計画をきちんと立ててポジションサイジングを間違えないようにしたいですね。

 

 

最後に

下げ相場がくること自体は悪いことではありません。いつまでも株価が高止まりしていたら、買いで儲けることが難しいですからね。株価が安くなってくれれば、またいつか上昇相場がきます。株式市場は上昇と下落を繰り返していることを忘れないでおきたいです。

上げ相場が得意で下げ相場で儲けるのが難しい人は、次の上げ相場がくるまで資金を減らさないようにしなければなりません。レバレッジを効かせてナンピン塩漬けすれば、すべてを失ってしまう可能性もありますので、損をしても冷静さを保ち続けることが大切です。

 

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